
石炭遺産の保存による地方創生への応用:新平溪台湾石炭鉱業博物館を事例として
著者|龔俊逸
本稿は、新平溪台湾石炭鉱業博物館における20年以上の保存と運営の経験を振り返るものである。台湾の石炭産業の歴史的背景から出発し、同園区がどのように鉱区調査、坑道と運炭鉄道の維持管理、1937年製の日本製電気機関車の保存、設備の棚卸し、資料整理、退職炭鉱労働者への聞き取り調査を通じて、真実性を備えた現地博物館を構築してきたかを解説する。また、没入型ガイド、文化観光の統合、地域コミュニティとの協働、文化の道、そして台日の石炭鉱業の記憶交流についても論じ、産業遺産がいかに教育、歴史的記憶、そして地方創生に結びついているかを提示する。





